NTR漫画でヒロインを寝取らせたとき、読者から反発が返ってくることが多い
特に多いのが「こんな寝取られ方をするヒロインは元々はビッチだから価値がない」という意見だ
寝取られ漫画の描き方(NTRR名作・神作・傑作の条件)でも書いたが、ヒロインが価値を保ちながら寝取られるのは非常に難しい
そこでここでは「読者が納得する寝取られ方」を考えるうえでの指標を伝えたい
ズバリ結論から言うと
自分の漫画に登場するヒロインを自分の彼女と思い込む。
そして、どういう理由なら彼女が間男とSEXしても自分が納得できるかを考える
納得できるというのは以下を満たす理由と思えばよい
(1)間男との浮気SEXをしても、彼女は悪くないと思えるだけの理由
(2)寝取られ後も彼女と関係を修復し、交際を続けたいと思えるだけの理由さて、ここからは実際に事例に当てはめて考えてみよう
私が思いつく一般的な寝取られ方を挙げてみると以下の通りだ
【一般的な寝取られ方】
・主人公とのSEXを盗撮されて、それを元に脅されてSEXを強要される
・主人公 or ヒロインの借金返済
・ヒロインが浮気性 or 流されやすい
・ヒロインの対抗心
・ヒロインが欲求不満
・催眠
・薬
・主人公の性癖(寝取らせ含む)
・その他(情報提供待ってます)
で、これを自分の価値観にあてはめていく
ただし、ここからは「私の価値観」なことに注意してほしい
私にとっては納得できなくても、あなたにとって納得できるならそれは「あり」なので採用すべきだ
(ここの差が作者と読者の評価の差になる)
【一般的な寝取られ方+私の価値観】
・主人公とのSEXを盗撮されて脅される
--> 逆に盗撮で相手を訴えれば良くないだろうか。相手が立場や家族のある人間ならなおさら脅されたことが逆に相手の弱みになる。相手が校長先生で家族持ちなら相当リスキーな手段をとってきている。間男にとっても相当危険な手。彼女がもっとじっくり考えれば悲劇は避けられたのではないだろうか。頭弱い系彼女、短絡的な彼女という印象になりかねない。・主人公 or ヒロインの借金返済
--> 地道に借金を返す方法はないだろうか。自己破産は無理だろうか。借金はどうしても返済しなければいけないのだろうか。愛さえあれば貧しくても二人で幸せに暮らせないだろうか・ヒロインが浮気性 or 流されやすい
--> 自分の彼女が浮気性なのはちょっときつい。ただしもともと浮気性で流されやすいヒロインを知ってて彼女にしたなら、そんな彼女の性格も受け入れやすくなりそうではある。シリアスNTRだとキツイが、ライトNTRだと結構ありではある・ヒロインの対抗心
--> 対抗心だけで他人と寝る女性っておかしくない?自分の彼女がそんな女性だと心配になる・枕営業が当たり前の業界
--> いっそそんな業界引退してはどうか。主人公に養ってもらえないだろうか。枕営業の前にまず主人公に相談してほしかった・主人公の浮気に対する報復
--> これは超好きなパターン。自分が悪いので相手をとがめることができない・ヒロインが欲求不満
--> 自分が彼女のSEXについていけずギブアップしてしまったせいで、寝取らせに走るなら納得できる。自分のせいなので。しかし、欲求不満でいきなり浮気はどうだろうか。先にもっと自分にSEXをせがんでほしい。二人で性を開発していっても良かったのではないだろうか。・催眠
--> 個人的には結構あり。ただし現実感はない。ややファンタジー・薬
--> 個人的には結構ありだが、媚薬は存在しないというのが定説なので、実際に媚薬で何かが起きたニュースなどの事例を先に出してもらわないと、現実感が薄い・レイプされる
--> これはNTRというかレイプなのでちょっとジャンルが違う気もする・主人公の性癖(寝取らせ含む)
--> 個人的にはあり。ただしすぐOKしてしまうヒロインは価値が落ちやすいので多少は渋ってほしい。そこを自分が頼み込んで頼み込んではじめてOKしてほしい。あと最初からノリノリSEXはやめてほしい。いきなりSEXにノリノリになると「本当は自分が浮気SEXしかったんだろ?」という感情を生み出しかねない。ちょっとずつ崩されて行ってほしいし、浮気SEX中に間男に崩された場合はカミングアウトせずに隠してほしい。それを間男からの隠しビデオカメラなどから知った方が良いと思う自分の彼女がどういう風に寝取られたら
「彼女は悪くないよ。俺はそんな彼女とこれからもずっと一緒にいたいよ。でもあいつに寝取られたんだよな・・・思い出すたびに胸が苦しい」
と感じるかを想像してみてほしい
それをヒロインに押し付ければいい
ちなみに上記寝取られ方だが、組み合わせて使うと強烈なパワーを発揮する
ここでは上級者向けの使い方を示したい
例としてあげるのは、私が敬愛してやまない藤原俊一先生の「
憧れの女」だ。ヒロインはさおりさんという主人公の交際相手だ。
・さおりさんは知らない男たちにレイプされかける回がある(読者へすんどめ。高まる寝取られ感情)
・主人公が別の女性複数人と浮気SEXしている回がある
・主人公の浮気をしったヒロインさおりさんは、浮気相手の女性達に漫画家として勝ちたい気持ちを募らせる
・とある悪い男にそれを見透かされてしまい、接近を許し、薬を盛られてしまうが拒むヒロイン(まだまだ粘るヒロイン。すんどめ状態)
・しかし「浮気相手の女性達に勝ちたいんでしょ?だったら枕営業ぐらいしないとね」と言われ、ついに・・・という非常に念入りにNTRが準備されている
ここで重要なのは
「作者自身が納得できない寝取られ方を寸止めに使うこと」である
1.さきほど列挙した代表的な寝取られ方法を、作者はまず「納得できる寝取られ方」と「納得できない寝取られ方」に分ける
2.「納得できない寝取られ方」をシリーズの前半で持ってきて使い、自分の価値観に沿うようにヒロインにその寝取られ方を拒否させる。
3.読者は「ヒロインはしっかりしている」という気持ちと「寝取られ焦らされた…早く寝取られてほしい」という気持ちを持つので後半の寝取られの価値がどんどん増していく
4.そしてついに「納得のできる寝取られ方」をしたときに、NTR作品としての評価がいっきにあがる
是非お試しあれ