寝取られ漫画(NTRR漫画)考察サイト

推理小説には「ノックスの十戒」「ヴァン・ダインの二十則」といったものがある。これらは推理小説を書く際の基本指針となるルールである。

ここでは、今後寝取られ漫画を商業的に成功させたい作家のために、"大衆"から高評価を受けるための基本ルールを記載しておく。
（商業的な成功を収めるために、大多数の希望を紹介しているだけに過ぎない点に注意)

今後気づきがあれば、この規則は加筆・修正する

[規則]
1.主人公＝読者であるが、読者は神視点である
2.主人公は寝取られる側の人間である
3.寝取られる前の段階で、ヒロインは読者にとって価値のある存在である
4.ヒロインは他の男にやむをえない事情によって抱かれてしまう。この際、ヒロインに落ち度はない
5.ヒロインは他の男に抱かれても主人公に対する一途な気持ちを持ち続けなければならない。ヒロインは完堕ちしない。
6.寝取った間男には後日制裁が加えられる
7.最終的にはハッピーエンドとなる
8.後日談で寝取られ続編を描く場合、1-7を違反しないようにする


[解説]
1.読者だけが寝取られた事実を知っていても良い。主人公が寝取られを必ずしも認知する必要はない
2.寝取り側ではない
3.価値のない女性が寝取られても、それはネトラレにならない。ヒロインには必ず価値を与える必要がある
4.ヒロインが間男に望んで抱かれてしまうと、ヒロインの価値が著しく低下して条件3を満たさなくなってしまうので注意。出来れば主人公の落ち度（主人公の浮気や失敗）によって、ヒロインが間男にやむをえず抱かれてしまう状況が望ましい。ヒロインが他の男に抱かれることに対して、読者がヒロインに落ち度はないと思う条件であれば何でも良い
5.ヒロインが他の男を好きになってしまうと「簡単に他の男を好きになるビッチ」という烙印を押されてしまい、条件3を満たさなくなってしまう。完落ちしてしまった作品が駄作化する理由がこれで、ヒロインは読者を納得させるだけの十分な理由がない限り完落ちしてはいけない。催眠術は完落ちではない。
6.大衆の潜在的な心理には勧善懲悪が根付いているため、間男には制裁が必要になる。間男がハッピーエンドになる必要はない
7.寝取られといえど物語なので、読者は最終的には主人公もヒロインも幸せになることを望んでいる。この際、寝取られたという過去を消す必要はなく、寝取られた事実は残したままでよい。なかったことにしなくて良い。むしろその寝取られた事実こそが、読者に寝取られを永続的に感じさせる条件となる
8.後日談(続編)を書くと、一連のやり取り(前作)のおかげで、より一層条件3を満たすようになるため、1-7を再び描く限りより評価があがる



[追加解説]
ヒロインが寝取られる理由は、作品の質を決める一番大きな部分といっても過言ではない。
ここでは、よくあるパターンを載せておくので、参考にして欲しい

・主人公を守るために、ヒロインが脅される（一番安易な手だが安定している手法）
・主人公の浮気が原因で喧嘩した結果、ヒロインの気持ちが一時的に揺らぎ、間男に抱かれる (気持ちが揺らぐ点に賛否両論あり）
・主人公の浮気が原因で喧嘩した結果、ヒロインの腹いせに間男に抱かれる (ヒロインの行動に賛否両論あり）
・ヒロインが他の誰かと入れ替わっており、その入れ替わった事実を隠し通すために間男に抱かれる（珍しい手）
・ヒロインが主人公と他の人を勘違いして抱かれてしまう（後でヒロインがその事実に気付くかどうかは自由）
・不妊に苦しむ主人公とヒロインが、苦肉の策で他の男から精子提供を受ける（わざわざ抱かれる必要がどうしても必要という条件がないと厳しい）